疲れ・アンチエイジングに 長芋の肉じゃが風

山芋は生薬名「山薬(さんやく)」と言い、老化・発育に関る腎、食べ物の消化吸収に関る脾、そして肺の働きを高める優秀な食材です。気を補いからだを潤すので、疲れやすい方、血虚・陰虚体質でほてりやカサつきが気になる方は毎日でも食べてもらいたい食材です。長芋は山薬よりも効果は弱まりますが、使いやすいことが利点です。人参、豚肉も気・血を補い滋養強壮力が高いので、疲れやすい人、体を潤し美肌にも良い食材です。クコの実は、肝、腎に作用し、目の不調、老化防止によく、血の源であるからだの潤いを補います。

からだを温めも冷ましもしない「平性」、そして脾を滋養する甘味の食材は、滋養強壮に良いとされています。

山薬+クコの実はアンチ・エイジングのゴールデンコンビです。クコの実は手に入りやすい生薬ですので、是非普段の食事にも取り入れてみてください。


クコの実  五味:甘  五性:平  帰経:肝、腎、肺  適応:血虚、陰虚

山芋       甘     平     脾、肺、腎     気虚、陰虚

豚肉       甘     平     脾、胃、腎     気虚、血虚、陰虚

人参       甘     平     肺、脾、肝     気虚、血虚


<材 料>(4人分)

長芋 中20センチ程度

にんじん 中2分の1本

玉ねぎ 中1個

いんげん 10本程度(グリンピースでも良い)

豚肉薄切り 150g程度

ごま油 大さじ1

だし汁 2カップ

クコの実 10g程度

調味料

てんさい糖 大さじ2

みりん 大さじ2

酒 大さじ2

しょうゆ 大さじ2

<作り方>

1. 材料は食べやすい大きさに切っておく。いんげんは下茹でし半分の長さに

カット。クコの実はぬるま湯で戻しておく。

2. 鍋にごま油を熱して玉ねぎと豚肉を炒め、人参、長芋も加えて全体に油が回ったら、だし汁を加え、沸騰させる

3. 2を中火~弱火で10分程度煮て、材料が柔らかくなったら、てんさい糖、みりん、酒を加え5分ほど煮、最後にしょうゆを加えて更に煮る。

4. 最後に下茹でしたいんげん、クコの実を入れてひと煮立ちさせる

3-STEP シンプル薬膳 はじめませんか?

複雑な手順は一切なし! スーパーで買える食材で作る、日々のYAKUZEN。 忙しくてキッチンに立つ時間が少ない・お料理がきらい。 だけど、体に良くて美味しいものを、手作りしたい。 できれば おもてなしにも使えるおしゃれなお料理がいい。 そんな、欲張りな思いから生まれたレシピ集です。          ル・サロン・シャンホア

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